Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

Double Negative / Low - ノイズの向こうから聴こえる聖歌

以前から気になっていたLowの2018年のアルバム『Double Negative』のアナログ盤がまだ残っているのを見つけたので購入。当然のことなのだけど、AppleMusicで聴いているときとは音楽の深度や強度が大きく違う。やはりこうした音楽はできればアナログ盤で、無…

Live at Knebworth 1990 / Pink Floyd - 30年前のライブを高音質45回転LP2枚組で聴く

昨年発売された『The Later Years』の2枚組LPにも一部が収録され、同タイトルのBOXセットにはCDで収録されていた1990年6月30日のKnebworth Festivalでの演奏が今回『Live at Knebworth 1990』として、高音質45回転LP2枚組というベストなフォーマットでリリー…

アコースティックリバイブ RTS-30 ターンテーブルシート - 音楽の核心に近づくために

最近、各オーディオ専門誌で高い評価をされているアコースティックリバイブ社のターンテーブルシート『RTS-30』を同社の貸し出しサービスを利用して試してみた。その後購入を決めたが、試聴をしている中で色々と思うことがあった。 RTS-30 ターンテーブルシ…

禍の科学 - 正義が愚行に変わるとき / ポール・A・オフィット - 時代の空気やメディアに惑わされないこと

著者は米国人で医学博士。フィラデルフィア小児病棟ワクチン教育センター長。科学や医学は人の救うため、病気や貧困を解消し、より良き世界とするための効果的な手段。しかし、人は間違いを犯す。ノーベル賞を受賞したような学者でも人命を脅かす間違いを犯…

昔の日本のレコードの音は本当に悪かったのか? - SHURE Me97HEカートリッジ で聴いてみる

ストリーミングの時代にアナログレコードが何度目かのブームを迎えている。レコードは大きさからしても、ジャケットアートと音楽を収めた円盤がセットになったアートパッケージとして新しい位置を与えられているのかもしれない。ジャケットを飾るためのさま…

それはあくまで偶然です―運と迷信の統計学/ ジェフリー・S. ローゼンタール - 自分のまわりの世界を正しく理解する

著者はカナダ出身の統計を専門とする大学教授。人は「運」とか「宿命」「虫の知らせ」「業(カルマ)」「言霊」「神が与えた試練」などと、自分やその周りで起きたことに何らかの関連性を見出そうとしがちがだが、著者はその統計と確率論でそれを切り離して…

CHUDEN(中電) スタイラスクリーナー CDSCS - 針先はキレイが大事

アナログレコードをたくさん聴くということは、レコードのクリーニングだけでなくカートリッジの針先のクリーニングにも気を配りたい。昔、レコードに溝は何本あるか? という問いが流行ったことがあったが(正解はA面とB面で2本)、片面約25分の溝の総延長…

LITTLE BIG BAND LIVE AT TUBBY’S / 75 DOLLAR BILL - 音楽が生まれる場所

少し前に紹介したニューヨークのグループ、75 DOLLAR BILLのライブ盤『LITTLE BIG BAND LIVE AT TUBBY’S 』のアナログ2枚組が届いた。アナログで聴くとデジタルファイルとは随分印象が違って演奏が生々しい。 このユニットの紹介は前回の記事を参照していた…

ピーター・ゼルキン / The Complete RCA album Collection - ある演奏家の音楽の旅

ピーター・ゼルキンのこと ピーター・ゼルキン(Peter Adolf Serkin 1947-2020)は米国のピアニストで父親のルドルフ・ゼルキンも著名なピアニスト。グレン・グールド(1932 - 1982)よりも一世代若い。ともに米国人のピアニストらしく、ヨーロッパの伝統の…

OYAG Soundのレコードクリーニング液をバキュームクリーナで使う

レコードをクリーニングにするのにバキューム式の初代クリーンメートをずっと使っているが、そのクリーニング液をどうするかが課題。最初は純正を使っていたが、かなりの枚数(約2000枚)があるのでランニングコストと品質とのバランスを考える必要があり、…


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