Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Destroy All Monsters - Stooges残党の猥雑なロックンロール

ロック(ロックンロール)は、本来、品行方正な人のものでない。安全な娯楽でもなく、猥雑なもの。いつからか音楽ビジネスとして洗練され過ぎてしまい安全な娯楽になってしまったが、Rolling Stonesだって、最初の頃は「あいつらが来たら街を消毒しろ、娘は…

NO NEW YORK - 混沌が魅力であった時代

この「NO NEW YORK」というオムニバスアルバムは、1978年当時のニューヨークのアンダーグラウンドシーンのバンドの独自の音楽を切り取ったアルバムとして、今でも価値あるものとされている。 プロデュースを務め、アルバムカバーにも関わったのはブライアン…

実用オーディオ学 / 岡野邦彦 著 - オカルトオーディオからの脱脚(なるか?)

アマチュアの自費出版のような雰囲気の本だが、出版元は学術系の出版社で著者は工学博士で大学の教授を務めた人物。自身もかなりのオーディオマニア。本書の冒頭に載っている彼のシステム構成を見ればかなりのハイエンドマニアであることがわかる。 本書のサ…

姿勢としてのデザイン / アリス・ローソーン著 - デザインは単なる形ではなく態度である

タイトルに「姿勢」という言葉があるが、原題は 「Design as an Attitude」。Attitude - つまりどんな態度やアプローチを取っていくのかと言うこと。著者はニューヨークタイムス紙でデザインコラム(新聞にデザインについてのコラムがあるという時点で文化の…


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