Thinking is The Form

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

Luxman E-250のアーティキュレイター機能でカートリッジをリフレッシュ

先日記事にしたようにV15 type IIIが良くなったに比べて、同じ SHUREのM75EB Type2のカートリッジのサウンドが今一つ。レンジが狭く覇気がない感じの音で、以前のような鳴りの良さが後退してしまっている。中古で購入したビンテージものなので経年変化なのかとあきらめていたら、使っているLuxmanのフォノイコライザ E-250のアーティキュレイター機能があることを思い出した。

この「アーティキュレイター機能」とは、レコードを再生している信号を使って(それをカートリッジ に戻して)、カートリッジやトランスの状態を最適化するというものらしい。売り文句はこうなっている。

音がハッキリしない、立ち上がりが弱いなど、カートリッジの帯磁による音質劣化が顕在したときに、再生する音楽の信号電流でカートリッジやMCトランスを消磁するアーティキュレーター機能を装備。カートリッジをリフレッシュし、初期使用時の特性を最大限に保持します。

理論的にはおそらく、カートリッジ からの出力をショートさせて電気的に戻すことで消磁してリフレッシュするのではないかと思う。昔もカートリッジ消磁機というのがあったが、それはMMカートリッジ は使用禁止と明記されていた。MMはダメとの記載はないのでE-250のアーティキュレーター機能だと、そんな心配はないのだろうか?

M75EB Type2でアーティキュレイター機能を試す

ダメ元でM75EB+SHURE 純正針の状態でロリー・ギャラガーのレコードをかけながら45秒間やってみた。 E-250のアーティキュレイター機能をONにするとランプの点滅が始まり再生音は出なくなる。止めるときは、いきなり大きな音が出ないようにまずボリュームを絞ってからスイッチをオフにする。

さて結果はというと、レンジ感が広がって、音のつまった感じも解消して抜けのいいサウンドが回復した。これだけ効果があるのならもっと早く試してみればよかった。このM75EBは購入時から左チャンネルにくらべ右の出力がやや小さいところがあったが、その不具合も解消した。発売から30年ほど経っている製品なので長年の帯磁による影響が解消したのだろうか。カートリッジ を初期特性にリフレッシュするという謳い文句もまんざら嘘ではないらいしい。

M44Gだと、どうなる?

購入してから2年程度だが、最近サウンドが歪っぽくて粗い感じがして、音像も鮮明でない感じだったM44Gだとどうなるのか? 実際にそのカートリッジで聴く音楽の種類でやるとよいという説明なので、グランド・ファンクのアルバムをかけながら、アーティキュレイターをONにして40秒ほど待ってからOFFに。

結果は、歪っぽいのが解消し、ベースのエネルギー感はアップ。ボーカルも鮮明になり、中高域に漂っていたくもりもなくなった。2年程度しか使っていないのに意外と効果があるものだ。

このE-250のアーティキュレイター機能をかけた後でどれ位維持できるのかは、これから様子見。こんな風に古いカートリッジがリフレッシュできるのであれば、またビンテージカートリッジに興味が湧いてくる。