Sound & Silence

音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

Apple HomePod スピーカー - 就寝時の耳鳴りの友として。でも選曲をどうするか?

年齢を重ねるごとに耳鳴りが気になる。それは、ライブハウスで大音量のバンドを見た後の帰りで耳がずっと「キーン」と鳴っている状態が24時間続くようなもの。最初の頃は左耳だけだったが、今では右耳の側も同じ状態で、疲れが溜まったりすると、「ガサガサ」と紙を握りつぶすような音とかが加わってくる。なので、どこへ行っても、僕にはもう完全な静寂というのはない。絶えず、「キーン」という音がつきまとっている。

耳鼻科の専門医のアドバイスによると、耳鳴りを抑える治療法はなく、気にすると精神的に悪いので、起きたらすぐに音楽をかけるとか、ラジオをつけるとか、耳鳴りの音を気にしない環境にしてください、とのこと。

日中は仕事中も音楽をかけているのでいいのだが、最近問題なのはベッドに入ってから。一度耳鳴りが気になるとなかなか眠れない。そこで寝る時にも音楽をかけるワイヤレススピーカーでも導入しようと考えたが、手頃な価格で音質もそんなに悪くなく、ベッドサイドの狭い場所にも収まるものとなると、なかなか好みのものがない。Boseの音はもう飽きたし、B&Oは10万円越えで価格が高すぎる。B&Wは大き過ぎ、JBLは少音量の再生には向いてなさそう、となると選択肢があまりない。そこで、思い出したのが、AppleのHomePod。寝る時はiPadを持っているし(老眼なのでもうiPhoneの画面サイズで文字が読めない)、そこから再生すればいい。価格は安くはないが、インテリジェントなスピーカーと考えれば44,800円なら妥協できそう。

HomePodは音質も使い勝手も想像以上

届いてみると意外とコンパクト。Appleらしいすっきりしたデザイン。ACアダプタでなく、専用のACケーブルがピッタリ収まる設定になっている。ACアダプタでないのは嬉しい。Mac、iPhone、iPadは何台もセットアップしているが、HomePod はどうするのかと思ったらiPhoneの Homeアプリを使用する。iCloudのアカウントを使って設定はほぼ自動でWiFiのネットワーク設定も自動で終わる。つまり、外部スピーカーとしてはBluetoothでなくAirPlay2専用。

HomePod自体はインテリジェントなので独立して動作でき、「Hey Siri!」の音声認識で、曲やプレイリストの再生、目覚ましアラームの設定、天気、スケジュールなどたいていのことはできてしまう。この機能が意外と使いやすくて便利だった。Apple Musicも他のデバイスなしで単体で再生できる。僕は就寝用に「夜の音楽」というプレイリストを作ったので、「Hey Siri! 夜の音楽のプレイリストを再生」と言うだけ。

音質はこのサイズとしては低域の量感があるピラミッド型で高域も神経質なとことがなく、ゆったりとしたサウンド。小さい音でも音やせしない。あまり高解像度で高域にアクセントがあると今回の用途には合わない。部屋で普通に使う時も音量を上げてもバランスは破綻しないので、サブスピーカー的な用途にも十分使えそう。2本揃えるとステレオ再生も可能になる。

今回ベット横に置くのに場所が狭いので細いスツールを買って乗せた。偶然、高さもちょうどだった。

「夜の音楽」のプレイリストの選曲をどうするか

それで就寝時の音楽をどう選ぶかだけど……。20年ほど前にも別の理由で寝る時に音楽をかけていて、その時は、Brian Enoの「Thursday Afternoon」や「Nerori」だった。今回も最初試しに聴いてみたが、古臭いものに感じて全然ダメ。昔は感じなかったが、意図的にある雰囲気 に上塗りされているメロディを甘ったるく感じてしまって今の自分に合わない。

それで、選んだのは、またしてもKali Maloneの『The Sacrificial Code』。結局、今の自分に一番フィットするのはこうしたオルガンドローン。

最新作からもオンガン曲を加える。

もう1人は、オーストラリアのLisa Lerkenfeldtのピアノ曲。執拗に同じピアノの和音が繰り返される背景に電子音のゆっくりとレイヤーが作られていく。

それで、耳鳴り対策の効果はどうかというと、よく寝付けるようになった。眠りが浅くなることがあっても、聴こえてくるものがあると安心できる。

もし、目が覚めない朝があっても、スピーカーから音楽は流れ続けているんだろうな。 - Music is the only friend until the end.


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