Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

Apple Musicを高音質で楽しむ - USB DACへの接続

ストリーミングサービスは音楽ソースとしてすっかり主流になった。FM放送をカセットにエアチェックしていた世代としては、月額1000円程で膨大な音楽ライブラリを好きな時に聴けるわけで、テクノロジーの進歩は偉大である。

僕がApple Musicを利用しているのも、やはりアルバムを1枚通して聴くという世代だからだろう。気分でプレイリスト主体で楽しむならSpotifyかもしれないし。それにApple Musicは、フリージャズや前衛・現代音楽まで、古いものを含め、かなりマイナーなレーベルやアーティストまでカバーされていて、今まで名前しか知らなかったものを実際に耳にすることができるのはうれしい。

Apple Musicのサウンドクオリティ

Apple Musicの音質は 256KのAACの圧縮方式で、これはiTunesと同じ。Spotifyの最大音質は 320K Oggi Vorbis なのでストリームとしてはSpotifyの方が値はいい。ただ、ビットレートだけがサウンドクオリティを決定するものではなく、マスタリングやストリーミング用への変換作業によっても変わってくる。

個人的な印象では、現在のアーティストによる新譜は最初からストリーミング用に最適化されたマスタリングをしているようで、普通にストリーミングでだけ聴いていれば、それでも充分に満足できる音質ではないだろうか。

60年代から80年代の旧譜になると、レーベルやアルバムごとの違いが大きい。あまり状態のよくないマスターをそのまま変換して登録しただけのようなものもあれば、ストリーミング用に調整していると思われるものもありバラツキは多い。リマスターものは微妙でリマスターの時点で今ひとつだったものは、やはりよくない。このあたりのバラツキが 「Apple Musicの音質はよくない」という評価になっている可能性がある。やはり好きなアーティスト、アルバムがその状態だと悪い評価につながりやすい。

それにストリーミング向けのマスタリング調整はヘッドホンで聴かれることに重点があるような気もする。なのでスピーカーで聴くと印象がまた違ってくる。実際にヘッドホンで聴いているとレンジ感が充分と思っても、スピーカーで聴くと凡庸なサウンドだったりすることもある。

まずは、USBカメラアダプタを入手

Apple MusicをiPad(またはiPhone)経由で、メインのシステムにつないでスピーカーで聴くには、USB DACと写真のApple純正の「Lightning - USB3カメラアダプタ」を用意。USBカメラアダプタは、USBポートが付いているだけのタイプは電源供給ができないのでUSB DACが使えないことに注意。それに、iPadへの電源を供給には必ずiPad標準のACアダプタを使用すること。iPhone用では電源容量が不足して動作しない。

接続と認識は簡単

Lightning - USB3カメラアダプタをiPadにつないで、DACに接続したUSBケーブルとACアダプタからの充電用のLightningケーブルをつなぐ。前記したように充電の電源供給がないと、「USBデバイスの消費電力が大き過ぎる」というアラートが表示されてしまう。

接続に使うUSBケーブルはできればノイズ対策もされているオーディオ用のものを使いたい。といっても数千円から数万円以上まであり、上をみてもキリがない。僕は、ALPHA DESIGN LABSのFORMULA2という実売5,000円程度のケーブルを使用している。USB DACの選択もそうだが、どこまでグレードを上げるかは使用頻度と財布との相談か。

USB DACとの接続に成功すると、自動的に出力先として表示される。選択されていないときは自分でタップして選択する。ここではATOLLのDACが接続されている。

これでiPadからのサウンドはデジタルで出力されてUSB DACでアナログ変換して再生される。こうして聴いてみると、「Apple Musicのストリーミングもそんなに悪くないものだ」と思える。そして何よりもこのスクリーンにタッチするだけで選曲して聴けるインターフェースは魅力的だ。


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