実はこの「Audioengine B1」というBluetoothレシーバーは、数年前に米国 Amazon.comで個人輸入してからずっと使っている。最近、日本でも販売代理店ができたようで入手が容易になったので紹介したい。
Audioengine B1を選んだ理由
当時、iPhoneやiPadからApple Musicを気軽に再生でき、ある程度音質が良く、オーディオシステムにつないでBGM的に楽しめるBluetoothレシーバーを探していて、以下の条件をクリアする製品はなかなかなかった。
- 約20畳の仕事場を兼ねたリビング・ダイニングをカバーできること
- 音切れや接続断がないこと
- RCAアナログだけでなく、デジタル出力を備えていること
数千円から1万円程度のBluetoothレシーバーだと音質も安定性も今ひとつの印象だし、かといって英国CHORD社のBluetooth対応のDAコンバータとなると高音質は確かだが大きく予算オーバー。
そんな時に海外のオーディオサイトのレビューで評価が良かったのが、このAudioengine B1で、米国 Amazonで取り扱いがあったので購入してみた。当時日本円で送料込みで25,000円程度だったと記憶している。
Audioengine B1の使い方
僕が持っているAudioengine B1は、aptX対応だが現状のモデルはaptX HDにも対応しているようだ。ただし、iPadなどのiOSデイバイスは、AAC 48kHz/16bitsしかサポートしていないので、なのでAACでの再生になる。
使い方は簡単で、ACアダプタで電源を供給したら、フロントの電源ランプ兼ねたボタンを長押ししてiOSデバイスとペアリングする。
背面にはRCA出力とオプティカル(光)出力がある。パワードスピーカーやミニコンポと繋ぐならRCA出力が便利。内蔵DACも品質が良いので充分楽しめるだろう。本格的なオーディオシステムの一部とするならオプティカル(光)出力を専用DACに接続する。拙宅ではWireWorldのオプティカルケーブルでDAC200に接続して使っている。
気軽に楽しむには充分な音質
日によって10時間以上、接続して音楽を流していても音切れやノイズが発生したことはない。ただし、キッチンで電子レンジが動作すると電波干渉が起きるので、その時はさすがに音切れする。それ以外は、まあ大丈夫。滅多にないが本体が不安定に感じたら電源を再投入すればいい。電源OFFのスイッチはなく、使用しない状態が一定時間続くと切れる設計になっている。国内でも23,430円という価格設定なら、音質の良いBluetoothレシーバとして選択肢にはなりそう。
音質的にiPadのUSB接続と比較すると、やや帯域が狭いかなと感じるがBluetooth接続の手軽さには変え難い。そんなに気張らずにプレイリストで流しっぱなしにしたい時にはとても重宝する。
音は一つの方向にまとめるのでなく、ソースの音質差をそのまま出してくる。それだけ色付けが少ないく、オーディオファイル向けに作られているとも言えそうだ。
【国内正規品】Audioengine B1 プレミアムBluetoothレシーバー
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