アナログレコードのレーベル面がある内側の無音部分(ランアウトとも呼ばれる)には、そのレコードに関する情報が刻印されていて、コレクターや音の良いレコードを探す人にとっては重要な情報源となっている。それはレコードが制作されるプロセスとも密接に…
これまで何度か書いたことのある学芸大学にある街の中古レコード屋さんの「サテライト」。去年は2か月に1度くらいは行っていたが、仕事が忙しかったりいろいろあって今年になってから初めての訪問となったが、お店はいつも通りの雰囲気。あまり変わっていな…
この1年ちょっと探していた女性シンセ、ダークウェーブアーティストのSRSQ の『Unreal』とタイトルされたレコードが入手できたのでその話を。 多くの若者、アーティストが犠牲になったゴーストシップの火災 このアルバムについて書くにはまずこの事件に触れ…
クラシックの箱物LPセットの話。ストリーミングの時代になってもロックやジャズのアニバーサリーボックスセットは手を変え品を変え登場するが、1960年代後半〜70年代後半に多かった豪華なクラシックのボックスセットは姿を消してしまったように思う。今では…
レコードの日常的なメンテナンスの話。レコードと静電気、そして静電気に吸い寄せれらるホコリはいつも問題になる。このブログでも静電気除去ブラシのことを書いていて、そうしたブラシももちろんいいのだが、やはり盤面を直接拭くのが1番早い。 湿気を含ん…
去年の終わり頃からScott/ Walkerの晩年のアルバムをまとめて聴いている。聴けば聴くほど深みにはまりそうな音楽で、彼の晩年のアルバムに比べたらDavid Bowieのベルリン三部作ですら当たり障りのないポップなアルバムに聴こえてくる。 多くのアーティストは…
仕事が詰まってしまってブログのまとまった記事が書けないのはストレスだったりするけど、レコードは相変わらずインターネットで買っていたりする。そんなこんなの中でメインで使っていたビンテージのプリアンプMarantz Model 7が不調に。 少し前からボリュ…
オーディオ雑誌の『STEREO』の特集が「ECMとオーディオ」だったので久しぶりに購入してみた。ECMレーベルとしての最初のリリースが1969年。それから50年を経てもオーナーのマンフレート・アイヒャーはずっと君臨し、レーベルのサウンドトーンも一貫している…
『analog誌『2022/Winter Vol.74』にカートリッジ の消磁に関する記事があったので検証してみた。この記事にもある通りカートリッジ の消磁はMCカートリッジではよく言われるが、MMカートリッジでも帯磁は音の劣化の原因になる(コイルの鉄心が帯磁する)。…
このブログを書き始めた2018年の初め頃からSHUREのカートリッジを意識してポツポツ集めて、いろいろ試行錯誤しながら聴いてみて、最近ようやく思うような音で再生ができるようになってきた。以前書いた記事と重複するところもあるが、SHUREのカートリッジ に…