Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Pere Ubu - David Thomasの不思議音楽世界

bandcamp.comでDavid Thomasの特集があった。 daily.bandcamp.com David Thomasは、1970年代後半、DEVOと同じ頃にクリーブランド州オハイオ出身のグループ『Pere Ubu』のリーダー、リードシンガーとしてシーンに登場する。バンド名の『Pere Ubu』は前衛的な…

The Bridge / Thomas Leer & Robert Rental - エレクトリックでモノクロームな世界

1979年のリリースされたダークウェーブ、ダークアンビエント、インダストリアルテクノの原点とも言えるアルバム。この作品の影響を受けた人も少なくないだろう。最近リイシューされて入手しやすくなったのはよかった。ストリーミングでも聴けるようになって…

Pink Floyd / Animals (2018 Remix) - 混迷したハードロックバンドとしてのピンク・フロイド

リミックス、リマスターが続くPink Floyd。1977年にリリースされたアルバム『Animals』の2018年盤リミックスが単独でリリースされた。今、聴いているのはApple Musicの192KHz/24bitのハイレゾストリーム版。 コンセプトを変えて混迷の末のリリース この『Ani…

レコードを買うことよりも聴くこと - 悩んで買って繰り返し聴くことで見えてくること

COVID-19の前は仕事の打ち合わせがあると、その帰りにレコード店に寄って買っていたりしたが、パンデミックになって全てリモート会議に移行して便利になった分、そうしたチャンスはなくなり、たまに学芸大のサテライトに散歩を兼ねて行く程度になってしまっ…

SHUREカートリッジの交換針の今 - JICO製・無垢楕円針とナガオカ製の交換針を買ってみた

レコードを聴くにはカートリッジが必要で、その針は消耗品なのでいずれ交換が必要になる。ただ針先のクオリティやユーザーの使用状況によってその寿命はずいぶん変わる。きちんとクリーニングされた埃のないレコードを再生するのと、クリーニングをしないで…

スティーブ・レイシーとの対話 / ジェイソン・ワイス編 - 言葉で追う孤高のジャズミュージシャンの生涯

スティーブ・レイシー(Steve Lacy 1934 - 2004)は、ソプラノサックスの可能性を追求し続けたジャズ・ミュージシャン。生前は残念なことに、日本のジャズジャーナリズムでは、インプロバイザーとしての側面ばかりが強調され過ぎたところがある。まあ、時代…


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