Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

Experimental

AM/FM USA / Phil Geraldi - 架空のノスタルジックドライブ イン アメリカ

最近、仕事中によくストリーミングで聴いているのが、このアルバム。 もう30年以上前の話。僕は運転免許がないので自分でアメリカで運転したことはないが、現地のコーディネーターが運転するクルマで取材先のカンファレンスの会場まで移動したことは何度もあ…

International Harvester / Harvester / Träd, Gräs & Stenar - 共同体幻想の見果てぬ夢のサイケデリックロック

最近、カケハシレコードで、1960年代〜70年代のスウェーデンのヒッピーグループ、「Harvester(International Harvesterから名前を縮めたもの)」の中古CDを購入して、聴きながらいろいろ思うことがあったのでその話を。 僕が最初に「International Harveste…

Soaringtortoise - 飛翔する亀の音の旅 - 憧れと郷愁

これも最近YouTubeでよく見ているものの話。ひとつのことをずっと追求し続ける、やり続けるというのは、簡単なようでいて難しい。好きなことであってもそれを続けるていくには、ある種の胆力のようなものが求められる。普通は、どこかでそれを諦めたり、やめ…

Apple HomePod スピーカー - 就寝時の耳鳴りの友として。でも選曲をどうするか?

年齢を重ねるごとに耳鳴りが気になる。それは、ライブハウスで大音量のバンドを見た後の帰りで耳がずっと「キーン」と鳴っている状態が24時間続くようなもの。最初の頃は左耳だけだったが、今では右耳の側も同じ状態で、疲れが溜まったりすると、「ガサガサ…

Bad Amputee / Convenience Kills - 無垢な精神の音楽

bandcamp.comやYouTubeは新しい音楽を発見する場所として自分の中で定着しつつある。今回紹介するのは、英国ニューキャッスルを拠点するとトリオのBad Amputee(「酷い四肢切断」の意)。バンド名からはノイズかハードコアバンドを思わせるが、これが、まる…

All Life Long / Kali Malone - 単に美しいだけではすまされない音楽

最近よく聴いているKali Maloneの新しいアルバムの話。 あるアーティストの作品を聴き続けていて、ある時、それとは離れた存在と思って聴いていたアーティストとコラボレーションで結びつくことがある。同じ人間が聴いているわけだから、何らのベクトルが似…

When you leave home, don’t forget about behind you/ Ear has No Lid - 踊れない強いリズムは何に共振すればいいのか?

自分で作る音楽の3作目を公開。僕にはひどいリズム音痴なところがあって、踊るようなビートの音楽は昔から作れない。聴くのも苦手な方で、ミドルテンポならともかく、最近の130 bpmを超えるEDMようなテンポになると苦痛になってくる。 でも、いろいろなパー…

2024年2月・最近ストリーミングで聴いたもの、見たもの - Six Organs Of Admittance, Vidna Obmana, 衛星テレビ, Groupers etc.

FOTEXのデスクトップスピーカーを買ってから、MacBookProやiPadProで仕事や雑務をしながら、ストリーミングを聴いたり見たりしている。そんな中で印象に残ったものについて。 Six Organs Of Admittance / Sleep Tone (2020) 新しいものはhiroshi-gongさんの…

学芸大学「サテライト」 - 小さなお店はいい - Ornett Coleman, NewYork Dolls, Janis Joplin, Television etc.

これも久しぶりに学芸大の「サテライト」に出かけてみた。気分が盛り上がらなかった関内のDisku Unionとは違い、個人でやっている小さなお店ならではよさを実感。店主と売っているものとの結びつきがあるというか、CDやレコードが売り物としてただ棚に放り出…

A Postcard From Warsaw : Ode to D.B. / Ear has No Lid - 寒い日に落ち葉を踏み締めながら

UnsplashのAlexey Souchoが撮影した写真 iPadProで自分の音楽を作る2作目。落ち葉が多い近くの公園を歩いた時に、その単調な落ち葉を踏みしめて歩く音がインスピレーションになって、歩きながら足音をiPhoneで録音し、それをイコライジングしたループを作り…

二度目の関内のDisk Union - Hawkwind、Paul Giger、Brian Auger、Radian etc - 気の向くまま

また所用で横浜方面に出かけたので関内のDisk Unionを再訪問。結局リアルな店舗での買い物は、前回この店に来て以来。でも、ショップに入っても以前のような高揚感のようなものは感じなくなっている自分がいる。もう、あれもこれも聴いてみたいは、ストリー…

Terminal Beach(終着の浜辺)/ Ear has No Lid - 40年ぶりに自分で音楽を作る

この年末年始は、絶対仕事はしないと決めて、自分のために時間を使うことにした。それで取り組んだのが、もう一度自分で音楽を作ること。 昔話になってしまうが、1979年の夏にKORGのMS-20を買い、次にRolandのSH-02を、そして、TEACのミキサー付きの4Trカセ…

Einstein on the beach / Philip Glass - 大晦日の新しい習慣にしたい

フィリップ グラスの『Einstein on the beach(浜辺のアインシュタイン)』は、1976年に初演された3時間半位およぶ4幕のオペラというか音楽劇で、ミニマルミュージックの大きな可能性を開花させた革新的で歴史的な作品。初演から50年近い時間を経て、ようや…

Anna von Hausswolff / Live at Montreux Jazz Festival - あなたも私も同じ音楽の中で一体化する

最近、パイプオルガンを使用するアーティストが増えている気がする。Kali MarinoやPetra Hermanovaもそうだし、このAnna von Hausswolffもそう。Kali MarinoやAnna von Hausswolffは、単に音素材としてパイプオルガンを使用するだけでなく、実際の教会でライ…

河边走 The river, Orchestration, Walkman! - 世界同時多発的即興演奏!

また、bandcamp.comの話。最近仕事をしているときに、日替わりの「bandcamp daily」のプレイリストを聴くことが多い。デスクトップのスピーカーでなんとなく聴いている感じではあるが、時に仕事の手を止めて聴き入ってしまうときがある。 この「河边走 The r…

Power Failure / 75 Dollar Bill - 都市のフォークロア

僕の中では、近年、LOW(残念なことにドラマーのMimiの死亡によりもう聴けなくなってしまったが)と並んで重要な存在なのが、このニューヨークを拠点として Che Chen (guitar)と Rick Brown (drums) の二人でニューヨークを中心に活動する、75 Dollar Bill。…

Waterworks 2023: Festival of Experimental Sound - エクスペリメンタルミュージックの豊かな音世界

YouTubeにはいろんな音楽イベントのアーカイブがあって面白い。特に日本では知る術もないマイナーでエクスペリメンタルなアーティストを集めたイベントを見ることができるのは嬉しい。そんな中で最近見たのが、この「Waterworks 2023 – A Festival of Experi…

Systemic / Divide and Dissolve - 音楽が聴き手を揺さぶり世界を変えることができるか?

( Bandcamp.comの画像を引用) ときどき予想しなかったところから新しい音楽に出会うことがある。このDivide and Dissolveというオーストリア、メルボルン出身の女性二人組のグループもそのひとつとなった。 きっかけは、先日記事に書いたChelsea Wolfeの202…

MV&EE - 緑の方舟は楽園に向かうのか - 圧縮された音楽の変遷

(タイトル画像はTake Magazineのサイトから引用) これは hiroshi-gongさんのブログで紹介されていたグループの新しいアルバム。 hiroshi-gong.hatenablog.com このMV&EEのアルバムは度々紹介されていたけれど、今回のアルバムはhiroshi-gongさんの言う通り…


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