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レコードの日常的なメンテナンスの話。レコードと静電気、そして静電気に吸い寄せれらるホコリはいつも問題になる。このブログでも静電気除去ブラシのことを書いていて、そうしたブラシももちろんいいのだが、やはり盤面を直接拭くのが1番早い。 湿気を含ん…
仕事が詰まってしまってブログのまとまった記事が書けないのはストレスだったりするけど、レコードは相変わらずインターネットで買っていたりする。そんなこんなの中でメインで使っていたビンテージのプリアンプMarantz Model 7が不調に。 少し前からボリュ…
『analog誌『2022/Winter Vol.74』にカートリッジ の消磁に関する記事があったので検証してみた。この記事にもある通りカートリッジ の消磁はMCカートリッジではよく言われるが、MMカートリッジでも帯磁は音の劣化の原因になる(コイルの鉄心が帯磁する)。…
このブログを書き始めた2018年の初め頃からSHUREのカートリッジを意識してポツポツ集めて、いろいろ試行錯誤しながら聴いてみて、最近ようやく思うような音で再生ができるようになってきた。以前書いた記事と重複するところもあるが、SHUREのカートリッジ に…
山本音響工芸のツゲ材ヘッドシェルに取り付けて聴いていたShure V15 Type IV、どうもJICO製の楕円針が寿命なのか、最近音の伸びいまひとつ。Type IV用にJICOのSAS針を注文しようかとも考えたが、それも当たり前過ぎるしな....と考えて時間が過ぎていたところ…
Apple Music ロスレスストリーミングが始まってからいろいろ聴いてみて想像以上に品質が良く、これだけ高品質の音源が月額980円で提供されるのは、ハイファイグレード音源の民主化ともいえそうだ。 Apple Musicのロスレスとは? ハイレゾである意味は? ロス…
最近、各オーディオ専門誌で高い評価をされているアコースティックリバイブ社のターンテーブルシート『RTS-30』を同社の貸し出しサービスを利用して試してみた。その後購入を決めたが、試聴をしている中で色々と思うことがあった。 RTS-30 ターンテーブルシ…
ストリーミングの時代にアナログレコードが何度目かのブームを迎えている。レコードは大きさからしても、ジャケットアートと音楽を収めた円盤がセットになったアートパッケージとして新しい位置を与えられているのかもしれない。ジャケットを飾るためのさま…
アナログレコードをたくさん聴くということは、レコードのクリーニングだけでなくカートリッジの針先のクリーニングにも気を配りたい。昔、レコードに溝は何本あるか? という問いが流行ったことがあったが(正解はA面とB面で2本)、片面約25分の溝の総延長…
レコードをクリーニングにするのにバキューム式の初代クリーンメートをずっと使っているが、そのクリーニング液をどうするかが課題。最初は純正を使っていたが、かなりの枚数(約2000枚)があるのでランニングコストと品質とのバランスを考える必要があり、…
今使っているヘッドシェルをはじめ、僕のオーディオには、山本音響工芸社の製品が多い。理由の一つは価格が手頃ということがある。1万円前後で黒檀やカーボンのヘッドシェルに6Nのリード線がついているのでいろいろと試しやすい。あと木製が多くて質量が軽い…
オーディオをやっていると各種機材を接続するケーブルの選択に悩むことになる。よく「ケーブル沼」と言われるほどに、このケーブル選択に時間を労力を費やすことになる。僕もケーブルは過去、海外製、国内製、より線、単線、ビンテージ線などなといろいろと…
30年以上使っているアナログプレーヤーのMirco BL-77、プレーヤーの調子はいいのだが、数年前からアクリルカバーのヒンジ部分の周りが劣化してヒビが入ったところが徐々に広がり、ある朝ついに、バキッっと大きな音を立てて割れてしまった。 そのままカバー…
オーロラサウンドは、ハイエンドの管球式セパレートアンプやルンダール製の高音質トランスなどの高品質パーツを使用したLCR型のフォノイコライザなど、国内外で評価の高いオーディオ製品を作り出している独立系ベンダー。代表の唐木氏はグローバルなビジネス…
使い始めてから30年以上になるMicro製のアナログプレーヤー BL-77とトーンアームのAudio Craft AC-300MC。最初に購入したときからほとんど変わらず、アルミのターンテーブルの上に重量3kgの銅板ターンテーブルシートを敷いて、さらに純正の900gのスタビライ…
SHURE V15 Type3(III)は1973年から1978年にかけて製造され70年代に黄金期を築いたフォノカートリッジで今でもファンが多い。僕も数年前に手に入れて愛用している。SHUREのカートリッジで必ずあるのが初期型信仰。M44Gだとカモメマークが印刷されている米国…
去年の春に購入したLuxmanのE-250フォノイコライザ、基本的に美音で低域の伸びも良いのだが、もう少しメリハリというか躍動感が欲しいところもあり、どう調整するかを考えて試しに電源ケーブルを変えてみることにした。もしフォノイコライザで効果がなくても…
オーディオシステムのチェック用レコードはいろいろあるが、僕が長年使っているのがこの『Cardas Frequency sweep and burn-in record』。内容は、1KHz音や20Hzから30KHzまでの連続スイープ音など周波数を変えての信号音や正相、逆相のチェック信号が詰まっ…
所有しているSHUREのカートリッジは全部、山本音響工業のカーボンや黒檀、つげ材のヘッドシェルに同社の太いリード線をセットにして使っている。このヘッドシェルには別売でチタン製の指かけというのがあって、指かけ位で本当に音が変わるのか、多いに疑問も…
今使っているスピーカーケーブルは、英国 CHORD Companyの『Carnival Silver Screen』という大仰な名称のケーブル。2008年から2012年頃に切り売りで販売されていた高級ケーブルだったらしい。CHORD社のケーブルに興味があって数年前に中古で購入して使ってみ…
アナログレコードを聴くときにやっかいなのは、パチパチという静電気。ホコリを吸い寄せるし、再生する音にも影響が出そう。持っているレコードはバキューム式のレコードクリーナーで洗浄すると静電気はある程度落ち着くし、洗浄後は静電気が発生しにくいよ…
少し前にSHUREのカートリッジM44Gを木製ハウジングにする記事を書いたが、それ以降、そのウッドハウジングのM44Gがターンテーブルの主役の座を占める時間が長くなってきた。時間を経て鳴らし込みが進んだのか、さらにディープな音を聴かせてくれている。 や…
少し前に「Optimize settings of Audirvana」というAudirvanaを高音質化ツールを紹介したが、同じところから「Audirvana HQ」というツールも提供されていて、これが非常に良かったので今回はこれを紹介したい。 サイトを見る限り、開発者の方はほぼ匿名の状…
SHURE M44Gカートリッジは今更説明が不要だろう。近年はDJプレイ用として人気だったが、本来は1960年代に手頃なステレオ向けハイファイカートリッジとして発売されたもので、製造は終了したが登場から50年以上経った今でもそのエネルギー感溢れるサウンドは…
最近、ケーブル用制振アダプタというオーディオアクセサリが流行っている。電源ケーブルだったり、信号ケーブルだったり、アンプやプレーヤーの後ろから垂れ下がっているケーブルをしっかり支えてあげることで音質を改善するグッズ。 確かに、音質改善を目的…
今年2月に購入した中古のSHURE V15 TypeV - MR。少し歪っぽいというか、ちょっと音質が埃っぽいところがあって、今ひとつな感じがするので、思い切ってJICO社のSAS針を新たに購入してみることにした。 今回選択したのはSAS針としてはオーソドックスなボロン…
『CDも良い音で聴きたい!』はCDプレーヤーとCDメディアの対策の話で終えるつもりだったが、ふと思い立ってCDトランスポートとDAコンバータを接続しているケーブルをバランス接続に変えたら大きく改善したのでその話を。 アンバランス接続とバランス接続 CD…
前回のCDプレーヤーの音質改善に続いて、CDメディアそのものへの対策を試してみる。CDも1982年の登場から38年が過ぎており、その間に収録時間は65分から80分までに伸び、材質の研究も進んでいる。 僕が最初にCDプレーヤーを購入したのは、新譜がCDでしか発売…
ハイレゾストリーミングの時代ではあるが、レコードだけでなくオールドメディアとなったCDもそれなりの枚数を所有しているし、別記事でも書いたように中古CDが手頃な価格になっていることもあり、CDできるだけ心地良く聴きたいので、いくつかの方法を試して…
ちょうど1年前に購入したLuxmanのフォノイコライザ E-250。その後でプリアンプ Marantz #7を購入したこともあって#7のフォノイコライザで聴く機会が多くなったが、やはりフォノイコライザ専用機のメリットはあるはずで、その辺りを試してみたくなった。 MMカ…