Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

猫とオーディオと暮らす - 気をつけておきたいこと

「猫とオーディオと暮らす」とタイトルをつけてみたが、「猫と安全に暮らす」ということについて書いてみる。僕が飼っているのはノルウェージャンフォレストキャットだが、元来、猫は紐のようなものが大好きな生き物で、じゃれるだけでなく、とにかく噛んでみようとする。猫にとっては何でも遊び道具かもしれないが、いろんなケーブルには危険もあり、猫の安全を第一に考えてあげる必要がある。

猫の噛む力は想像以上に強い

本来、猫はねずみや小鳥のような小動物を捕まえて、その皮を鋭い歯で引きむいて肉を食べていた動物なので歯は鋭く、噛む力は非常に強い。猫はじゃれたつもりで噛んでも弱いビニールに被覆などは簡単に剥がれてしまう。

この写真はiPhoneに付属の標準的なLightningケーブルだがプラスチックのスパイラルチューブで保護しても、こんな状態にされてしまう。この他には、イーサネットケーブルやUSBケーブルなども被害にあっている。オーディオケーブルでは、CDトランスポートとDACをつないでいるデジタルケーブルやRCAケーブルが噛まれて中で接触不良になってしまった。

対策をすることで猫も飼い主も安心できる

ブリーダーさんから猫を受け取るときに言われたのは「電気ケーブルは全部スパイラルチューブをしっかりと巻いてください。」ということ。細いケーブルなら噛み切ってしまうほどなので、電源ケーブルは危ない。オーディオ製品に限らず電源ケーブルはスパイラルチューブでしっかりと覆いたい。猫が噛みそうな場所にあったり、実際に噛み傷がある場所は二重に巻いている。

Lightningケーブルやオーディオ用のRCAケーブルなどは猫が噛んでも大丈夫なような硬いケーブルを導入するのがいいい。ケーブル表面が非常に硬い樹脂のものや強い繊維で堅牢に編み込みされているものを選ぶ。

LightningケーブルはAnkerのケーブルに変えてからは今のところ大丈夫だし、オーディオケーブルはACROLINKやOrtfonのケーブルは大丈夫のよう。噛まれないためにもケーブルはできるだけ床を這わせないこと。なので、設置場所に応じて、50cmから1m程度の長さのものを利用する。電源ケーブルはどうしても床になるので、前記のようにスパイラルチューブで保護しておくようにしている。

オーディオシステムの上に猫がのっていたり、回っているターンテーブルをじっと覗き込んでいる姿は可愛いが、次の瞬間は予想しない動きをするものなので、いつも注意はしておきたい。


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