レコードをかけているときに、アルバムジャケットをのせて置くいいスタンドはないかとしばらく前から探していた。昔はよくレコード店のレジの近くで「只今再生中のレコード」としてジャケットが立てかけられていた、そんな感じのもの。
ただ、プラスチックや金属製ではつまらないし、安定感のあるしっかりしたものを探していて見つけたのが、このマルゲリータというブランドのレコードスタンド。マルゲリータというのは設計事務所のインテリアブランドで、本来は本やレコードなどの大型の壁面収納やスタイリッシュなワークテーブルや収納家具を製造販売しており、その一環で、こうしたレコードスタンドやレコードを入れて壁に飾るフレームなどもラインアップされている。
シンプルで堅牢な作り
このスタンドは、板厚は15mmで25cm x 22.5cmの大きさ、のせるフックはゴム製。無地の木の表面そのままでワックス処理などはされていない。すごくシンプルでジャケットがのっていない状態でも美しいし、音楽を聴かない時は画集をのせておいてもいいかもしれない。
脚部は鉄を曲げているのでスタンド全体も重量があって非常に安定している。ゴム足もついているので前からちょっと押したぐらいでは、動いたり、後ろに倒れたりはしない。
書見台みたいに見開きジャケットを開いてのせることもできる。
Apple Musicなどのストリーミングを再生するときのiPadProのスタンドにも使えて便利。
音楽への投入感が高まる
こうしてジャケットを見ながら聴いていると、やはりアナログ盤はアルバムカバーを含めたトータルアートなのだと再認識させられる。目からのアルバムカバーと耳からの音楽が聴き手の中で一体になって、音楽への投入感を高めていく。レコードで聴く音楽が美しい器に盛られた料理だとしたら、ストリーミングやファイル再生は料理を器なしで手掴みで食べている様な味気ないものに思えてしまうのだ。
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