Sound & Silence

本多重夫の音楽、オーディオ、アートなどについてのプライベートブログ

iTunes Remoteが4.5になって帰ってきた - いろいろあるとしてもね

ほどんど諦めていた、iTunes Remoteアプリが4.5にバージョンアップされてmacOS CatalinaのApple Musicアプリ対応になって帰ってきた(名称にiTunesが残ったままなのは不思議)。

このiTunes Remoteというアプリ、Appleの中ではママ子扱いではないかと思うほど、OSやiTunesのアップデートから随分経たないと対応しないし、対応してもジャケットの画像が転送されないとか、表示が遅いとか問題があることが多い。とは言っても、macOSのiTunes(今はApple Musicアプリ)をiOSデイバスからコントールできる唯一のアプリケーションなので、これがないとやはり不便。

拙宅のシステムでは、Macminiをモニタ、キーボードなし状態でオーディオラックに入っていて、USBケーブルでATOLLのDACに繋がっている。なので、操作するには、macOSの画面共有を使うか、AudirvanaのリモートアプリやこのiTunes Remoteアプリを使うことになる。masOSのApple Musicアプリのストリーミング再生を簡単にするには、iTunes Remote(以下 Remoteと記載)アプリに頼らざるを得ない。

iTunes Remote 4.5 でどこまで使えるか?

このRemoteアプリを使うには、まず接続認証が必要。macOS側のAppleMusicアプリを起動した後で、このRemoteアプリを起動する。AppleMusicアプリに左側の一覧に、Remoteを起動したiOSデイバス名が表示されるので、それを選択すると4桁のパスコードが表示される。その番号をRemoteアプリに表示される入力欄に入れれば接続完了。注意点としてはmacとiOSデバイスは同じWiFiネットワーク上にあること。

接続が終わるとmacOSのライブラリ名が表示されるので、それをタップすれば、macOSのMusicアプリを操作できるようになる。 気をつけたいのが、デフォルトだと、アルバムカバーの並びはアルバムタイトルのアルファベット順になる。これだとアーティストがバラバラになってしまって使いづらいので、Settingで「Sort by Artist(アーティスト順)」を指定しておくと、アーティスト名でアルバムがグループ化されて並ぶので便利。

実際に操作してみると、アルバムカバーの転送も早く漏れもない。再生中の画面からGenius Playlistを生成する機能は健在で、ライブラリから25曲が選択される。この機能は重宝している。あと、アーティスト単位でのシャッフルプレイもできる。

iTuns Remoteでは、できないこと

使用にあたって、このRemoteアプリはあくまでも「再生のためのフロントエンドであって管理アプリでない」ことをよく理解する必要ある。なので、ライブラリに楽曲やアルバムを追加したり、削除したりといった操作はできないし、アプリ内の検索機能はライブラリ内の検索であって、AppleMuiscサービス全体からの検索はサポートしていない。

ライブラリを変更する時は、macOSで行うか、同じAppleMuiscアカウントを共有しているiOSデバイス上のMusicアプリで追加や削除を行う必要がある。個人的には、その程度の作業は別のデバイスでやってかまわないと思っている。

まあ、いろいろあるとしても、iTunes Remoteアプリが帰ってきたことは嬉しい。お帰りなさい ;-)


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