僕のオーディオシステムの中で最も古いのが、このマイクロ精機製のBL-77ターンテーブルとAudio CraftのMC-300もトーンアームを組み合わせたプレーヤー。1983年頃に購入したので30年以上経過している。このターンテーブルは10年ほど前にモーターの回転がおかしくなって修理したが、それ以外は購入時からそのまま。 当初からゴムのターンテーブルシートの代わりに銅製で重さ3Kgのシートを乗せ、さらにその上に1Kgのこれもマイクロのスタビライザーを乗せてレコードを聴いている。当時流行ったガチガチの重量で制振する方式になっている。
ターンテーブルのベルトは消耗品
ベルトドライブ式のターンテーブルの場合、ベルトは消耗品。ゴムなので劣化するし伸びてしまう。なので4〜5年の間隔でベルトを交換している。最近販売されているプレーヤーはシリコンのベルトを使っているものあり、それだと寿命はもっと長いかもしれない。ダイレクトドライブならそもそもベルトがないので、ベルト交換の心配はない。
当然、このBL-77はとっくに生産が終わっているし、マイクロ精機の会社そのものも存在しないので、交換ベルトはNAKGAOKAが製造している汎用の互換品となる。長さが44cmのものがBL-77にピッタリ。
交換前後のベルトを比較したのがこの写真。上は5年近く使用したベルトで、下の新品と比べると上は数センチ以上伸びてしまっているのが分かる。こうなると徐々にテンションが下がってきて、いつかはターンテーブルの回転のトルクにも徐々に影響が出てくる。その影響が大きくなる前に交換したいところ。
交換は簡単
このプレーヤでは、ターンテーブルの外周にベルトがかかっているので交換は簡単。まずベルトをターンテーブルの外周にかけたら、少し引っ張りながらモータの軸にかけるだけ。これでベルトのテンションは初期状態に戻る。
後は、念のためストロボスコープで回転が正しいかをチェックしておく。
これで次回は2022年頃に交換かな。